患者数は減少傾向だが再増加の可能性も。アルコール消毒は乾燥するまでしっかり行う

厚生労働省が1月10日に発表したインフルエンザの発生状況によると、第52週(2023年12/25~12/31)の1医療機関当たりの患者数は21.65人でした。警報レベル(1医療機関当たり30人)の感染状況だった第49週(同年12/4~12/10)の33.72人からは減少傾向にあります。ただし、すべての都道府県で注意報レベルの10人を超えており、年末年始の移動の影響で再び増加傾向になる可能性もあるため、例年ピークを迎える1~2月はさらなる注意が必要です。

 1月1日に発生した能登半島地震で大きな揺れを観測した4県の感染状況も、1医療機関当たり、新潟県が24.63人、富山県が20.90人、石川県が19.88人、福井県が18.13人と、すべて注意報レベルを超えています。避難所では、インフルエンザをはじめ、さまざま感染症のリスクが高まっているため、国や自治体は対策を進めています。

 インフルエンザの感染対策としては手洗いが重要ですが、水が出ないなど流水で手洗いできない状況では、アルコールを含んだ消毒薬を正しく使用することが大切です。まずは消毒薬を手のひらに出し、両手の指先から消毒します。次に、手のひら、手の甲、指の間、親指、手首まで満遍なくすり込みます。このとき、乾燥するまでよくすり込むのがポイントです。水洗いできない状況を想定し、日ごろから携帯できる消毒液を持ち歩くようにしましょう。