インフルエンザの報告数は2週連続で減少するも、注意報レベルの流行続く

厚生労働省は3月1日、令和6年第8週(2/19~2/25)のインフルエンザの発生状況を発表しました。それによると、1医療機関当たりの患者報告数は16.76人で、2週連続で減少しています。

しかし、都道府県別に見ると、石川県が24.94人、埼玉県が24.35人、北海道が24.22人、福岡県が24.13人といまだ高い数値が続いています。このほか、37都道府県が注意報レベルの10人を超えており、引き続き注意が必要です。

一方、同省が同日に発表した新型コロナウイルス感染症の発生状況によると、令和6年第8週の1医療機関当たりの患者報告数は7.92人でした。3週連続で減少しており、インフルエンザほどの流行状況ではないものの、1医療機関当たり10人を超えている地域もあります。

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスにはさまざまなタイプがあり、突然変異で新型が発生することもあります。一度感染しても再び感染する場合があるので、日ごろから予防対策を意識して過ごしましょう。手洗いやアルコール消毒をしっかりするほか、こまめな換気が大切です。また、体調が悪い場合は無理せず、早めに医療機関を受診しましょう。