厚生労働省が2月28日に発表した「インフルエンザの発生状況について」(第8週 2/17-2/23)によると、全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり2.21でした。
都道府県別では、沖縄県(8.66)が最も多く、新潟県(6.07)、山形県(4.59)、栃木県(4.53)、岩手県(4.35)と続いています。
全国的に流行は落ち着きつつあるものの、感染状況には地域差があるので、引き続き感染対策を行いましょう。また、寒暖差の激しい時期でもあるため、体調管理を心がけることも大切です。
感染対策として、手洗い・うがい、アルコール消毒、部屋の加湿・換気などを徹底するとともに、十分な睡眠や栄養バランスのよい食事をとることを意識しましょう。
また、花粉シーズンの到来により、花粉症の症状が現れる人も増えています。花粉症とインフルエンザでは、発熱の有無や症状の出方に違いがありますが、鼻づまりや鼻水、倦怠感など共通する症状も多いため、判断に迷うこともあります。発熱や関節の痛みが強い場合はインフルエンザの可能性があるので、早めに医療機関を受診しましょう。
今後も感染状況を確認しながら、適切な対策を続けることが大切です。